多摩川中流域
二ヶ領用水取り入れ口
中野島近くの二ヶ領用水取り入れ口近辺を散歩した。
この辺はよく通過するが、ゆっくり見てみることはあまりなかった場所だ。
堰堤の風景も好きだし、三沢川と二ヶ領用水の関係もはっきりしておきたかった。
堰堤は夕闇せまる帰路に通ることが多く、いつか明るいきれいな写真を撮っておきたいと思っていた。
多摩川近くの三沢川。正面の橋の横にある白い太い管は二ヶ領用水の水路。
二ヶ領用水は三沢川と交叉している。水位はたぶん同程度。
二ヶ領用水の水は三沢川をまたいで下流に送られている。
二ヶ領用水。三沢川をまたいで再び川の姿をしている最初の地点。
ここから下流側は、用水に沿ってきれいに水辺が整備されている。
素早く泳ぐ10センチくらいの川魚もいて、夕方水面に飛び跳ねる姿を写真に撮ったことがある。
二ヶ領用水の水門。水門は二ヶ所ある。多摩川の増水への対策。
二ヶ領用水の取り入れ口。二ヶ領上河原堰堤。
多摩川の脇にたてられている二ヶ領用水の説明版。写真がはっきりしないのが残念。
ここの中野島取り入れ口が最初に作られ、その後、新田開発に伴う水量不足を補うため、
宿河原取り入れ口が開設されたと記されている。
なるほど、そうだったのか。
二ヶ領用水が作られたのは徳川家康の命によるもので、用水の流域は川崎市全域に及んでいる。
武田信玄の信玄堤といい、この二ヶ領用水といい、すごいことをしたものだ。
日曜のNHK大河ドラマなど、いくさ物語が中心だが、それもそれで面白いけど、
信玄堤や二ヶ領用水、その他昔のこのような事業の物語をドラマにしてみても良いのではないか。
堰堤の脇の魚道。しばらく見ていたが、魚は見えなかった。
アユやシャケ(?)の登る姿を見てみたい。
下流側右は三沢川の河口にある水門。
三沢川河口の水門。これも多摩川が増水したときに閉じるのか。
堰堤の脇はゆったりとしたコンクリのスペース。