多摩川中流域
立日橋のふもと
立日橋の上からの眺め
立日橋は立川市と日野市を結ぶ橋で、橋の上には多摩都市モノレールの橋が架かっていて、橋は2重構造になっている。
その立日橋から多摩川の上流側を眺めていて、あることにふと気がついた。
川岸近く、白っぽい浅瀬が見える。・・・あれ? 砂岩か泥岩ではないのかな?
その堆積岩の地層は右手の立川側に浅瀬になって露出しているのだが、多摩川を斜め上に連続して、左手の日野側にも露出しているようだ。
立川側の浅瀬の岩模様をアップで撮影。
近くに行って確認したい気持ちが湧いてくる。
・・・あそこに行けるだろうか?
堆積岩の浅瀬の河原
少し回り道をしたが、サイクリング道路から護岸を降りてその河原に行くことができた。
堆積岩の河原。水の流れに浸食されていくつもの細長い台状になっている。
向こうに見えるのは2重構造の立日橋。
岩の表面は乾いていると白っぽい。水に濡れているところはややネズミ色。
河原の岩はごく細かい砂とも泥ともつかない灰のようなものでできている。こういうのがシルトというものだろうか?
ひび割れしたところは薄く剥がれる。小さな貝殻などが混じっていた。
貝殻には少しピンク色がかったものや螺鈿の光沢を保ったものもあり、比較的新しい時代に堆積した地層だという感じがする。
河原の少し小高いところから堆積岩の露出した川岸を撮った。
立日橋をモノレールが通っているところにタイミングを合わせた。
目次に戻る