多摩川中流域
小さな探検 1.河原に下りる
ジグザグの流れの上流は、なんだか面白そう
前から気になっていたところがある。
多摩川には中州が発達している。ここもその一つだが、中州の手前側にあるジグザグした流れの上流の方はなんだか狭い。本流とはつながっていないような気がする。しかし水は豊かに流れているので、上流は本流と続いているはずだ。
ジグザグの流れの右側には低い崖が発達しているのが見える。崖の風景も面白そうだ。この崖は台風などで大水になったときに浸食されてできたものなのか・・・。
こちら(調布側)の土手のサイクリング道路からは、崖に隠れている流れの先がどうなっているのかを確かめられるところはない。手前はずーと豊かなススキが原が続いている。近づくのは容易ではなさそうだ。
対岸からも上流の橋からも流れの先を見届けられるところがない。サイクリングで通りかかるたびに、気になる流れの先を目で追ってみた。
河原に下りる
10月のある日、その河原に近づいていけそうな小径を見つけ、カメラ片手にブラブラと入ってみた。疎林とススキの原をしばらく行くと明るい河原に出た。
やや下流の向こう岸に見えるのは稲城病院だろうか。(後で地図を見て、南多摩水再生センターという施設だということが分かった。)
中州の草も秋模様できれいだ。
河原へ下りた。
上流の眺めは土手から見たのとあまり変わりはない。崖の先の方で右に曲がっているのが細く見える。
石河原の上を上流に歩いた。
浅瀬に汚れのない緑の草が生えているところがあった。西洋ワサビのようで食べられそうだ。
何という名前の植物だろう・・・
浅瀬の水はきれいで、よくみると岸側の石の間から水が流れ出しているところもある。
(続く)