多摩川中流域
貝殻坂橋の上流、根川緑道
貝殻坂橋へ
多摩川左岸のサイクリングロードは中央自動車道の多摩川橋をくぐるといったんとぎれる。
左手には広いグラウンド(谷保の河川敷公園)があり、土手道はしばらく続いているが舗装はあれていて行き止まりのようだ。
しかし、しばらく見ているとサイクリングの人たちがこの道に入り、さらに奥に入っていく。この道は行き止まりではない。
・・・というわけで、私は以前、多摩川本流をさかのぼるつもりでこの道に入り、多摩川の支流に迷い込んでしまった。
支流の先はきれいな街中の公園の中を流れていた。迷い込んだ支流は残堀川、公園は昭和記念公園の一部だと思っていた。
2月のある日、久しぶりにそこを訪れた。残堀川と思っていたのは、その脇の根川という小川で、公園と思ったのは根川緑道公園だった。
グランド横の土手道。奥の人家の脇からはしばらく普通の道になる。
貝殻坂。昔この辺では貝殻がよく出たので、この地名が付いたと、説明板がある。左手に下ると珍しい木製の橋。
貝殻坂橋。奥多摩に来たような雰囲気。
橋を渡り右に進むと根川緑道。
根川緑道
敷石の道の両脇は桜並木。右手の川は根川。浅くてきれい。以前来たときは夏だったので、向こう岸にある保育園の子供達が水遊びをしていた。
この辺はバードウオッチの人も多い。カモ、サギ、カワセミ、セキレイ、などが見られる。
根川緑道は何回か車道の下をくぐって先に続いている。これはトンネルをくぐった先で下流側を見たところ。
柴崎体育館付近。写真右上は多摩都市モノレールの柴崎体育館駅。体育館はこの写真の右側にあり、写ってはいない。
モノレールの下を通り、振り返ったところ。写真正面はトイレ、その左上はモノレールの駅。
根川の両脇に散歩道があり、所々で流れを横断できる石橋や飛び石がある。
カモが多い。
暖かな陽ざしの元でカモの水浴び。
根川の水源。水が組石の上から流れ出している。
根川は元々立川段丘に沿って流れていた自然の川だったが、残堀川と合流させたり、分けたり、種々の改修の末、今では下水の高度処理水なども流されていると解説板にあった。
キセキレイ。ツンツン、ツンツンと長い尾を上下させ、ひょいひょいと飛んでいく。
カワセミ。お気に入りの場所にじっと止まっている。・・・かと思うと、ヒューと水面すれすれに翼を広げて滑空していく。
(2007年2月撮影)