多摩川中流域

交通公園とバードウオッチング小屋


対岸にあるものは?

対岸の建物

 府中多摩川かぜの道を通りながら多摩川の対岸を眺めていると、何もない岸辺に1軒だけ白い建物が見える。
周りには人家はない。背景は丘陵地。一体あれは何だろうと思っていた。

 夏に多摩川の各地をサイクリングした際、上流側にある関戸橋を渡ってその建物にアプローチした。
その建物は交通公園という施設のもの、そしてその先にはバードウオッチング用の小屋があった。


交通公園

交通公園

 交通公園は多摩市の施設。自転車やゴーカートなどを貸し出している。


バードウオッチングの小屋とその周辺

バードウオッチ小屋

 交通公園の建物の裏手にある六角形の小屋。バードウオッチング小屋。

バードウオッチ小屋

 建物の内部にはこの辺で見られるさまざまな野鳥の説明がある。

釣り

 バードウオッチングの小屋の右側は乞田川。ほんの少し先で多摩川に合流する。
対岸は自然状態が保護されていて道はない。野鳥の楽園になっている。

サギ  サギ

 葛で覆われた斜面。低木も葛で覆われこんもりした台を作っている。見晴らしのよい台座の中央にシラサギ。


対岸の崖


左の崖

 対岸では、ところどころ崖が露出している。砂層の崖だろうか?

崩壊跡

 ここだけはなだらかで樹木がない。崖が崩壊したあとの地形だろうか。この上はゴルフ場。
サギの座っていた見晴台はこの写真の中央のこんもりしたところ。


交通公園裏の崖

裏の崖

 交通公園から乞田川を少しさかのぼったところには大きな崖が見られた。
砂層の崖のようだ。

 あとで地質図で調べてみたら、下流側から交通公園ぐらいまでは稲城砂層が分布している。
バードウオッチングの小屋の対岸辺りの崖は稲城砂層の崖だろう。

 しかし、交通公園より上流にあるこの写真の崖は微妙。地質図ではこの辺から上流には連光寺層(礫泥砂互層)が分布している。
この崖の地層はどちらに属するものだろう?
(2006年8月撮影)



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