多摩川中流域


9.こんな所があったのだ




いつも見慣れている多摩川。
天気も良いので通りかかったついでにちょっと見てみようと堰堤の方に降りた。

府中と稲城の間にある堰堤。堰堤の手前はやや広い草地の平地で、その先に堰堤がある。
和泉多摩川のように堰堤の下流側でかわった川底など現れていないかと思ったのだ。

草地は以外に広い。その下に降りると、水はやや涸れているのか、堰堤の手前半分は水が流れていない。
下流側はしみ出した水が集まって流れている。
堰堤の上流側は静かな池のような状態。水は澄んでいる。川岸のススキの白や草の緑も美しい。
 
堰堤下流

(堰堤下流側)  

             
堰堤上流

                           (堰堤上流側)

乾いた堰堤の上を奥に向かって進んだ。
なかなか大きくて広い堰堤だ。雨の心配のない天気の良い日はピクニック気分になれる。

堰堤奥

                       (堰堤から下流側の眺め)


堰堤奥

                       (堰堤奥、向こうは本流)


本流

                            (本流)


本流の手前、堰堤の上流側にもう一つ池があった。
岸は白い砂地で水は澄んでいる。どこかなだらかな山の中にある池の感じ。
中州に出来た池だが、水量が多いときは川になるのだろうか。
弁当を持ってゆっくり楽しみたくなる。こんな所があったのだ。

もう一つの池
 
                          (もう一つの池)


帰りに堰堤下の流れのある水たまりで小さい川魚が多数、群れているのを見つけた。
横腹に黄色っぽい模様がある。小さな物音に素早く反応する。
三沢川のような放流されたコイと違い、やはり自然の物がいい。元気できれいだ。 

              (2005年11月中旬、府中多摩川かぜの道)

追記 この堰堤は2006年春に大規模な改修がおこなわれた。





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